第11章 サイト設定
この章から先(11〜15)は、サイト全体にかかわる設定を扱う「管理者向け」の内容です。 日々のページ更新(1〜10章)とは別に、サイトの土台となる設定をまとめて確認・調整したいときにお読みください。
サイト設定では、サイト全体に共通する情報をまとめて設定します。 具体的には、検索エンジン向けの情報(SEO)、ブラウザタブのアイコン(ファビコン)、会社・お店の基本情報(組織情報)、フォームのメール送信(SMTP) などです。
左側メニュー 「管理」→「サイト設定」 を開きます(「管理」セクションの先頭にあります)。
ワンポイント 「サイト設定」の項目自体、権限のあるアカウントにのみ表示されます。メニューに出てこない場合は、管理者にご確認ください。
画面の一番上には、サイトに関する主要なURLをまとめた「サイトの基本情報」が表示されます(保存は不要・見るだけの情報です)。そのあと、「サイトの公開」「デフォルトスタイルテンプレート」「SEO / メタ情報」「組織情報(AI・検索対応)」「メール送信設定(SMTP)」「コード挿入(上級者向け)」 の6つのまとまりが続きます。こちらはそれぞれ独立して保存できます。
サイトの基本情報
サイト設定画面を開くと、一番上にこのサイトに関する主なURLが一覧表示されます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 公開URL | このサイトの公開アドレス |
| サイトマップ | サイトのアドレス/sitemap.xml。検索エンジンにページ一覧を知らせるファイル |
| AI向けサイト案内 | サイトのアドレス/llms.txt。AIがサイトの概要をつかむための案内ファイル |
| クロール制御 | サイトのアドレス/robots.txt。検索エンジンのクロール範囲の指定 |
それぞれのURLをクリックすると、新しいタブで開いて内容を確認できます。Google Search Console にサイトマップを登録するときなど、URLをすぐ確認したい場面で使います。
ワンポイント ここは表示専用で、保存の必要はありません。サイトマップ・AI向けサイト案内の中身は、③ 組織情報などサイト設定の入力内容から自動で作られます(詳しくは 14章「AI・検索エンジン対応のしくみ」)。
サイトの公開/非公開
サイト全体を 一時的に非公開 にできます。制作中でまだお見せしたくないときや、リニューアル作業中などに使います。
- 「サイトを非公開にする」 にチェックを入れると、サイト全体が非公開になります。
- 実際のサイトはトップページ(
/)に案内文だけが表示され、それ以外のURLはすべてトップページに転送されます。 - 非公開の間は、各ページの 「ページに反映」 も無効になります(反映しようとしてもサイトには出ません)。
- 非公開時の案内文:非公開の間にトップページへ表示する文章です(移転案内やメンテナンス告知などに使えます)。入力したら 「案内を保存」 を押します。
ワンポイント 非公開にしても、ページの中身自体は消えません。チェックを外せば、そのままの状態で公開に戻ります。
① デフォルトスタイルテンプレート
サイト全体で標準的に使うスタイルテンプレート(見た目のひな形)を指定します。 ページごとにテンプレートを指定していない場合、ここで選んだテンプレが適用されます。
- 選択肢の先頭は 「なし(ベーシックスタイル適用)」 です。これを選ぶと、サイトの土台スタイルがそのまま使われます。
- 【システム】 と付いたものは、システム側であらかじめ用意されたテンプレです。
ワンポイント この項目は 選んだ瞬間に保存されます(保存ボタンはありません)。 スタイルテンプレートそのものの作成・編集については 👉 13. デザイン設定 で説明します。
② SEO / メタ情報
SEO(検索エンジン最適化)とは、GoogleやSNSにサイトの情報を正しく伝えるための設定です。 ここで設定するのはサイト共通のデフォルト値で、ページ・記事ごとに個別の値がある場合は、そちらが優先されます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サイトタイトル | サイトの名前(例:株式会社サンプル)。ブラウザタブや検索結果のタイトルに使われます |
| タイトルサフィックス | タイトルの末尾につける固定文言(例:|大阪の◯◯なら△△)。設定すると「ページタイトル+サフィックス」の形になり、サイトタイトルより優先されます |
| サイト共通ディスクリプション | サイト全体の概要文(検索結果に表示される説明文)。120文字以内が目安です |
| サイト共通OGP画像 | SNSでシェアされたときに表示される代表画像 |
| ファビコン / Apple Touch Icon | ブラウザタブとスマホのホーム画面に表示されるアイコン。正方形PNG・512×512px が最適です |
タイトルの決まり方 - サフィックスあり →
ページタイトル + サフィックス- サフィックスなし・サイトタイトルあり →ページタイトル | サイトタイトル- どちらもなし →ページタイトルのみ - ※ トップページだけは例外で、ページタイトルを前に付けずサイトタイトル(+サフィックス)のみになります
設定できたら、このまとまりの 「保存」 を押します。
③ 組織情報(AI・検索対応)
会社やお店の基本情報(名称・住所・電話番号など)を登録するまとまりです。
ここに入力した内容は、ホームページの画面には表示されませんが、検索エンジン(Google)や、AIの検索サービス(ChatGPT など)に「このサイトはどんな会社・お店のサイトか」を正しく伝えるためのデータとして、サイトの裏側に自動で埋め込まれます。 入力しておくと、検索結果やAIの回答で自社の情報が正確に紹介されやすくなります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 種類 | 「企業・団体」か「店舗・地域ビジネス」かを選びます。実店舗にお客様が来られる業態(飲食店・美容室・医院など)は「店舗・地域ビジネス」がおすすめです |
| 正式名称 | 会社・お店の正式な名前(例:株式会社サンプル)。空欄の場合は「②SEO/メタ情報」のサイトタイトルが代わりに使われます |
| 事業内容の紹介文 | どんな会社・お店かの説明文。AIがサイトを紹介するときの材料になります |
| ロゴ画像 | 会社・お店のロゴ。検索結果などで使われることがあります |
| 電話番号 | 代表の電話番号 |
| 郵便番号 / 都道府県 / 市区町村 / 番地・建物名 | 所在地。4つの欄に分けて入力します |
| 営業時間 | 営業時間の説明(例:平日 9:00〜18:00 / 土日祝休み)。自由な書き方でかまいません |
| SNSのURL | 公式のSNSページのアドレス。1行に1つずつ入力します(例:X・Instagram・Facebook の公式ページ) |
入力できたら、このまとまりの 「保存」 を押します。
ワンポイント すべての項目を埋める必要はありません。わかるところだけ入力すれば、その範囲でサイトに反映されます。 迷ったら、まず「正式名称」「事業内容の紹介文」「所在地」の3つから入力するのがおすすめです。
豆知識:入力するとサイトに何が起こる? 保存すると、サイトに次のものが自動で用意されます(管理者の方が個別に作業する必要はありません)。 - 構造化データ(各ページの裏側に埋め込まれる、検索エンジン・AI向けの会社情報) - サイトマップ(
サイトのアドレス/sitemap.xml)… サイト内のページ一覧を検索エンジンに知らせるファイル - AI向けのサイト案内(サイトのアドレス/llms.txt)… AIがサイトの概要をつかむための案内ファイルそれぞれの詳しいしくみは 14章「AI・検索エンジン対応のしくみ」 で解説しています。
④ メール送信設定(SMTP)
SMTPとは、メールを送信するためのサーバー設定です。 9. フォームを作る で設定した「送信先メールアドレス」へ内容を届けるとき、この設定が使われます。サイト全体で共通です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| SMTPサーバー | メール送信サーバーのアドレス(例:mail.example.com) |
| ポート番号 | 接続に使う番号(初期値 587) |
| 暗号化 | TLS(推奨・ポート587) / SSL(ポート465) / なし(ポート25) |
| SMTPユーザー名 | 認証用のユーザー名(多くはメールアドレス) |
| SMTPパスワード | 認証用パスワード |
| 送信元メールアドレス | 送信元として表示されるアドレス(例:noreply@example.com) |
| 送信元名 | 送信元として表示される名前(例:株式会社◯◯ お問い合わせフォーム) |
⚠️ パスワードの扱い SMTPパスワードは、保存すると暗号化され、以降は画面に表示されません(「(設定済み)」と表示されます)。 変更したいときだけ入力し、空欄のまま保存すると、いまのパスワードがそのまま維持されます。
設定できたら、このまとまりの 「保存」 を押します。
ワンポイント SMTPの値は、ご契約のメールサービスやサーバー会社から提供される情報です。 不明な場合は、サーバー管理者やFineCMSのサポート窓口にご確認ください。
⑤ コード挿入(上級者向け)
Google Search Console の所有権確認や、アクセス解析(Google アナリティクス/Google タグマネージャー)、 チャットウィジェットなど、外部サービスから提供されるコード(HTML・スクリプト)をサイトに埋め込むための欄です。
| 項目 | 埋め込まれる場所 | 主な用途 |
|---|---|---|
| head内に挿入するコード | ページの </head> 直前 |
Search Console の確認用メタタグ・Google アナリティクス(GA4)・Google タグマネージャー本体・外部フォントの読み込みコードなど |
| body開始直後に挿入するコード | <body> タグの直後 |
Google タグマネージャーの <noscript> タグ(提供元の案内でこの位置を指定されるもの) |
| body終了直前に挿入するコード | </body> タグの直前 |
チャットウィジェットなど、あとから読み込んでも問題ないスクリプト |
設定できたら、このまとまりの 「保存」 を押します。
⚠️ この項目は上級者向けです ここに貼り付けた内容は、チェックや変換をせずそのままサイトに出力されます。 外部サービスの案内ページに書かれているコードを、そのままコピー&ペーストしてお使いください。 内容に心当たりがないコードや、出どころが不明なコードは貼り付けないでください。
ワンポイント プレビュー画面や、CMSの編集画面内のプレビューには、ここに貼り付けたコードは表示されません(アクセス解析が二重にカウントされないための配慮です)。実際に反映されているかは、公開後のサイトでご確認ください。
保存とサイトへの反映
サイト設定を保存すると、その内容は自動でサイトへ反映されます(ページの「反映」とは別に、保存した時点で配信されます)。
- SEO情報は、各ページの
<head>(ページの見出し情報)に反映され、検索エンジンやSNSに伝わります。 - ファビコンは、ブラウザタブやスマホのアイコンに表示されます。
- 組織情報は、検索エンジン・AI向けのデータ(構造化データ・サイトマップ・AI向けのサイト案内)に反映されます。
この画面で「できないこと」
以下は、このサイト設定画面では変更できません(別の場所で管理されます)。
- サイトのURL(アドレス) … サイトの公開先アドレスは、FineCMSサイドで管理されます(確認は上部「サイトの基本情報」の公開URLから可能です)。
- サイトの土台スタイル(ベーシックスタイル)の割り当て … サイト全体の基礎デザインは、安全のためFineCMSサイドで設定されます。見た目の調整は 👉 13. デザイン設定 の範囲で行います。
まとめ
- 「管理」→「サイト設定」 を開く
- サイトの基本情報(公開URL・サイトマップ・AI向けサイト案内・クロール制御。見るだけ・保存不要)
- サイトの公開/非公開(制作中は非公開にできる)→「案内を保存」
- ① デフォルトスタイルテンプレート(選ぶと即保存)
- ② SEO / メタ情報(サイトタイトル・サフィックス・ディスクリプション・OGP画像・ファビコン)→「保存」
- ③ 組織情報(AI・検索対応)(会社・お店の基本情報。検索エンジン・AIに正しく伝わる)→「保存」
- ④ メール送信設定(SMTP)(フォームのメール送信に使用)→「保存」
- ⑤ コード挿入(上級者向け)(Search Console・アクセス解析・チャットウィジェット等の埋め込み)→「保存」
- 保存すると自動でサイトへ反映される
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